昨晩の走り書き日記に、どうしても書き足したいことが。
清志郎さんの話になったときに、乱さんが言ってた。
「俺も、一緒に芝居やったやつが何人か死んでる。深浦加奈子とかさ。
死んだらもう一緒にできないんだよな」
「順ちゃんもあと10年くらいしたらわかるようになるよ」
死んだらもう会えない。
そのことの重み。苦み。そういうのが伝わるつぶやきだった。
ここ数年で、テリーライリーとかウィレムブロイカーとか、老いてなおものすごい人の演奏に出会えた。いつかの三上寛さんもすごかったな。まだぜんぜん若いけど。
昨晩のリーディングの題材も、死と別離と、そこから浮かび上がる生がテーマだった。
横浜に行ったのは、病気を克服して元気になったおじさまに会いにいくのが一番の目的でもあったし、
知人は、身近な方が亡くなったという。
仲間は、今多分人生において最高に刺激的な時間を過ごして、全てを吸収しようと毛穴まで開ききっていることだろう。
すごい人には会いに行かなきゃいけないと思うし、
その人が生み出す生の現場に立ち会えたらどんなに幸せかと思う。
大切な人がいつまでもそばに居てくれるかといったらそんな保証はないし、
両親は確実に老いていく。
もちろん、私もいなくなってしまう時が来るのだろう。
乱さん「あと10年くらいしたら…」という言葉
「35歳くらいまでが無敵!」と話すときにも言ってた。
「振り返ってみれば、そうなんだよ。あと10年すればわかるよ」と。
その言葉を借りれば、私は、あと三年無敵期間なんだ。
だから、じっとしていられないのだ。心が。
そわそわする。