ボイストレーナー、石ケ森光政さんのライブに行ってきました。
石さんとの付き合いは…奥さんの野上さんに教わってた時からすると10年以上と長いですが、ライブに行くのは初めて。笑
すんませーん。
自分も走っていた頃は、余裕なくて…。
立ち止まって人生を楽しみだしている最近、やっと色々なことに目が行くようになりました。
ライブはギターの引き語りでしたが、緩めの弦をボロンボロンと奏でる音と、芯と張りのある声、流石でした。
良いライブを聞くと、意識が遠くに飛んで、夢想状態になる、というのを人によく話すんですが。
今回もそんな感じ。
ものすごく良い考え事ができた!笑
もちろん、ライブも十分に楽しんでの上ですよ!
お客さんになるとわかるけど、お客さんて「持ってかれたい」んだよなーって思います。
頭で考える前に、心が、意識が、ぐわ~っと「持ってかれる」のを求めてる、と。
その為には技術も必要だし、感情も、あと、伝わりやすい表現も大事な時もあるけど。ま、わからなくてもいい時もあるかな。
いろんなものがプレイヤーのなかで繋がって、ぶわっと放出された時、それに触れた人は「持ってかれる」し、一緒に心の旅ができて、心地いいんじゃないかなーなんて。
逆に「持ってって」もらえなくて、自分がいつもの体と意識のまんま、ライブハウスの床や椅子にくっついたままでしかいられないようなときは、チョット乗り切れなかったな、なんて残念に思います。
曲は、亡くなった方へとか、失った愛へとか、いろんな鎮魂や浄化の歌が多かったです。
それを全身全霊込めて歌う石さん。
変な話ですが、私もイタコにでもなった気持ちで、一緒にダイブしてました。
エンターテイメント!っていう外向きの楽しみとはチョット違うんだけど、なんだか面白かったな~。